小児うつ病の症状と治療

小児におけるうつ病の症状

成人のうつ病と小児うつ病は症状は同じだとされます。大人でも生死に関わる病気です小さなおこさんには辛いでしょう。

うつ病(以前の大うつ病性障害)

うつ病(以前の大うつ病性障害)

典型的には、強烈な悲しみやいら立ちを感じていて、無価値感や罪悪感を抱いています。うつ病の小児は、スポーツをしたり、テレビをみたり、コンピュータゲームをしたり、友達と遊んだりなどといった、普段なら喜んで行う活動への興味を失います。強烈な退屈感をはっきりと述べる小児もいます。このような小児の多くは、胃痛や頭痛などの体の問題も訴えます。

食欲は増加することも減退することもあり、著しい体重の変化が起こりがちです。

通常、睡眠障害が起こります。不眠症や過眠症になったり、頻繁に悪夢に悩まされたりすることがあります。

うつ病の小児は活気がなくなり、身体的にも活発でなくなりがちです。しかし、小児(特に年少児)のうつ病では、過活動や攻撃性、非常に怒りっぽい行動など、通常のうつ病とは正反対に見える症状が現れることもあります。悲しみよりも、いらだたしい気分が勝っているように見える小児もいます。

典型的には、症状によって思考力や集中力が低下するため、通常は学業に影響が出ます。友達をなくすことがあります。小児には、自殺を考える(希死念慮)、自殺を空想する、自殺を試みる(自殺企図)などの症状がみられることがあります。

うつ病の小児は、治療を行わない場合でも、6~12カ月でよくなります。しかし、再発することが多く、とりわけ最初に発症したときの症状が重い場合や、低年齢で発症した場合には、再発の可能性が高くなります。

  • 悲しみの感情を抱く、もしくはいらだたしくなる

  • 好きな活動への興味を失う

  • 友人関係や社会的な場から引きこもる

  • 物事を楽しめなくなる

  • 拒絶されているという感情や、愛されていないという感情を抱く

  • 睡眠不足になったり悪夢をみたりする、もしくは過眠となる

  • 自分を責める

  • 食欲と体重が減少する

  • 自殺について考える

  • 大切にしていた持ち物を手放す

  • 新たな身体症状を訴える

  • 学業成績が悪化する

重篤気分調節症

重篤気分調節症

重篤気分調節症の小児は、長時間、常にイライラしていて、制御できない行動が頻繁にみられます。多くの場合、罵倒したり、ものを壊したり、他人の身体を傷つけたりして、頻繁にかんしゃくを起こします。通常、重篤気分調節症は6~10歳から現れます。

重篤気分調節症の小児の多くは、次のような他の病気を合併しています。

  • 反抗挑発症( 反抗挑発症)

  • 注意欠如・多動症(注意欠如・多動症)

  • 不安症( 小児の不安症の概要)

このような小児が成人になると、うつ病を発症することがあります。

持続性抑うつ障害

持続性抑うつ障害

持続性抑うつ障害は、うつ病と似ていますが、症状は通常それほど強くなく、1年以上続きます。

治療

小児うつ病治療法

  • ほとんどの青年に対しては、精神療法と抗うつ薬

  • より低年齢の小児に対しては、精神療法に続いて、必要であれば抗うつ薬

  • 家族と学校職員への指導

治療法は症状の重症度によって異なります。自殺を考えている小児には、必ず経験豊富な精神医療従事者が綿密な監視を行う必要があります。自殺するリスクがかなり高い場合には、小児の安全を保つためにしばらくの間入院が必要となります。

ほとんどの青年では、精神療法と薬物療法を組み合わせて行うと、それぞれを単独で行う場合より効果があります。しかし、より低年齢の小児では治療法が明確になっていません。まず精神療法が単独で行われ、必要な場合のみ薬剤が使用されます。個別の精神療法、集団療法、家族療法などが有効となります。家族や学校に対して、小児が引き続き機能を保ち、学習を継続できるように手助けする方法について助言します。

抗うつ薬は、脳内の化学的な不均衡を是正するのに役立ちます。フルオキセチン、セルトラリン、パロキセチンなどの選択的セロトニン再取り込み阻害薬( うつ病の治療に用いられる薬剤)は、うつ病の小児や青年に処方される抗うつ薬の中では最も一般的です。イミプラミンなどの三環系抗うつ薬は、小児では成人ほど効果がなく、しかも副作用が大きいため、ほとんど用いられません。

成人の場合と同様に、小児のうつ病はしばしば再発します。小児と青年では、症状が消失しても、少なくとも1年間は治療を続ける必要があります。

抗うつ薬と自殺

抗うつ薬と自殺

抗うつ薬によって、小児や青年が自殺について考えたり自殺行動をとったりするリスクが若干高まる可能性のあることが、最近になって懸念されています。このような懸念から、小児への抗うつ薬の使用は全体的に少なくなりました。しかし、こうした抗うつ薬の使用の減少は、自殺による死亡率の増加と相関しています。これは、薬剤の使用が減ったことで、なかにはうつ病の治療が十分に行われなくなった小児がいるためではないかと考えられます。

この問題を解決するため、いくつかの研究が行われました。抗うつ薬を飲んでいる小児では希死念慮と自殺企図がごくわずかながら増加する可能性がある、という結果が得られました。とはいえ、ほとんどの医師は、このリスクより有益性の方が上回り、医師と家族が症状の悪化や希死念慮を警戒してさえいれば、うつ病の小児は薬物療法の効果を得られやすくなると考えています。

薬を飲んでいるかどうかにかかわらず、うつ病の小児と青年では、自殺は常に考慮しておくべき問題です。以下の方法がリスクを低減するのに役立ちます。

  • 親および精神医療従事者は、この問題について徹底的に話し合うべきです。

  • 小児と青年は適切な監督を受けるべきです。

  • 定期的な精神療法セッションを治療計画に組み込むべきです。

お子さんの心のSOSを受け取って

お子さんの心のSOSを受け取って

大人が感じるストレスも辛いものです、子供さんの世界でもストレスがドンドン大きくなります。

しつけ上や教育上叱ったりしますが過剰なしつけや・教育は子供達を追い詰めてしまいます。その様な事で親からのストレスを受けている事を忘れないで上げて下さい。

ストレス社会の現代、大人も子供もストレスだらけです受けずには生きてはいけないので、上手にそのストレスを取り除いてあげましょう。

そしてお子さんの心のSOSをいち早く感知して適切なケアをしてあげましょう。

少しでも早く感知する事で、うつ病までいかずに済んだり少しでも辛い日を減らしてあげましょう。

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